心のパスワード:張立夫の詩④「夜色の恋歌」

   夜色の恋歌(よいろの こいうた)

夜の色は夢からあふれて
あなたの髪をなでている
ともし火は揺らぎながら
一晩の静けさを語りかける
怒った虫けらにかみ砕かれた月
光は相変わらず鋭い
残った半分 涙の中にぼろぼろ
風の優しさにバランスを崩されちり
たくさん走りまわる
どこかの隅で休んでいる命
今晩も愛のために
はい上がって生きてゆく

「張立夫さんの紹介」

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