これは、2007年3月にイーストウエスト日本語学校で行われたスピーチコンテスト午前の
部の入賞作品です。
投稿者 エカテリナ・クストウァ(ロシア)イーストウエスト日本語学校
2007年3月9日投稿
それに加えて、日常会話でも日本人は:「冬になって風邪をひかないように気をつけて下さい」、夏の時:「日射病にご注意」、旅行の前:「ご無事で」という話をいつも大事にしています。異文化に触れたとき、エチケットの違いを感じるのは当たり前ですけれども、「注意の話」は日本語の特徴の1つだと思います。もしかしたら「注意の話」は、単なる挨拶。つまり1つのエチケットに過ぎないのかもしれません。でも日本語ほどお世話好きで、相手のことを心配する外国語はないのではないでしょうか。
安全に関する心構えを比べると、ロシア人は比べられないほどのんきかもしれません。ロシア人は「雷なし人は平気」ということわざを持ち、災いがくる前に心配する必要はないという考え方をもっています。だから日本人が何事にも常に備えようとしたり、細かいものに留意する姿勢は何よりも私をまごつかせることになります。ロシア人ののんびりさか、日本人の考え深さか、どちらのほうが“ただしい”とは判断できないでしょうね。
でも、昔は人間が地震が起こるのを予測することは出来ませんでした。科学の発達につれて、地震の予測はある程度可能になり、被害を減らすために人間は災いに備えるようになりました。もしかしたら日本人は“安全第一”と言う考え方に基いて予測不可能なことを予測し、災害に対する準備が出来るように、さらに力を合せて協力するかもしれません。今の世界はぞれぞれの問題に面して、国や人が乱れています。つまり、世界はカオスの状態です。その中で、注意深い日本人は生活をもっと安全にするため、世界がもっと秩序(ちつじょ)のあるものになるように貢献するかもしれません。
よく考えると、それは、やっぱり日本が危険だからかもしれません。日本に住んでいる皆さん、安全のため協力しましょう!