アニメーション(張立夫)

 アニメーション(Animeting)は辞書の中に「命を与える」という意味があります。この意味から見ればアニメは一つの手段、もともと命がない絵や、形など者に命を与える手段です。アニメーシションは技術である同時に芸術でもあります。さまざまな技術を一つにまとめて、魂を宿らせて、物語の世界を作る芸術です。
 一つのアニメの中にはたくさんの「要素」があります。その中で一番多いものがそのアニメの種類を決める。つまり「これは何のアニメですか。」ということです。

 恋、これはすごく重要な要素で、学園の中の恋物語が多い。学生時代の自分を思い出させることによって観客と共鳴しキャラクターのために泣いたり、笑ったりする。ほんとうに心を豊かにする物語です。
 お薦め:「CLANNAD」、「Air」、「CANON」。「催涙弾」と呼ばれたアニメをなめると鼻水だらけになるよ。

 運動、もっと高く、もっと早く、もっと強くのオリンピック精神にもとで汗を流す若者だちが精一杯がんばる姿を見て「自分もがんばりましょう」と観客に思わせる。
 お薦め:「SLAM DUNK」、「キャプテン翼」、「テニスの王子様」。物理法則を超えています。

 オカルト、神、悪魔、お化けと精霊は本当に存在するのでしょうか。これは、今私たちがいる「社会」という体質が生まれる前から存在する問題です。この広い世界に隠された神秘のそれぞれを探求するのはほんとうにわくわくすることですね。
 お薦め:「夏目友人帳」、「もっけ」、「化け物語」。感動した,いやされた、千石撫子最高。

 戦争、人類の歴史に取り付く亡霊、破壊と死をもたらす災いの象徴。しかし、その中に己の正義のために戦うものもいた。
 お薦め:「戦国BASARA」、「グーイン・サーカ」、「図書館戦争」。戦いの果てにあるものは本当に平和なのか。

 冒険、旅に出ましょう。自分さがしのため、夢をかなえるため、真実を探るため。違う空、違う大地をもとめる。もともと広い世界を見てみよう。
 お薦め:「ONE PIEC」、「犬夜叉」、「狼と香辛料」。足跡は人の成長を見届ける。私もまた足跡を数えながら夢を探している。

 推理、推理といえば事件、事件といえば探偵、ものことを考える美少年と美少女は容赦なく観客を疑問の渦に突き落とす、そして真実に触れた途端の「なるほど」はわくわくするね。しかし、私は「こんなんでありかよ。」と言い出す方が多い。
 お薦め:「名探偵コナン」、「蜩の鳴く頃」、「うみねこの鳴く頃」。「名探偵コナン」又の名は「死神小学生」、コナンが訪れる場所は必ず死人が出る。

 ユーモア、どれだけ観客をよろこばせるかが一番大事なことです。ストレス解消によく効きます。
お薦め:「銀魂」、「もやしもん」、「みなみけ」。食べ飲みながら見るじゃないよ、後悔するぞ。

 アニメ要素はたくさんあります。そして、どんどん増えている。組み合わせにより無限に広がる夢の世界。ますます人の想像をこえてゆくでしょう。楽しみながらこれからのアニメーシションを見届けよう。
 私はアニメが好きです。今までも、これからも。
 
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嶋田より:

『「心のパスワード:張立夫の詩」が始まります』で、張さんのことを紹介しました。その中で、張さんは、アニメのことに触れています。そこで、先日張さんに「今年2月に中級クラスで書いた「アニメーション」っ作文、ホームページに載せてみない?」と聞いてみました。彼の返事は「載せましょう!」でした。みなさん、「心のパスワード:張立夫の詩」も見てくださいね。        

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