留学生と楽しむ七夕祭り

今日は7月7日、七夕祭りです。ロビーでは、「笹の葉さらさら軒端に揺れる」と「七夕の歌」が繰り返し流れています。イーストウエスト日本語学校では毎年クラス単位で「七夕祭り」を楽しむことにしています。

ぞろぞろと留学生たちがロビーに降りてきました。まずはお願いごとをいっぱい書いた短冊を笹に結びつける「お仕事」から始まりました。シンプルな短冊もあれば、びっしり裏表に願い事を書き込んだ短冊もあります。そうかと思えば、日本語と韓国語の両方で書かれた短冊も……。

〇日本語がどんどん上手になりますように。
〇一生情熱が続きますように。
〇世界一の製菓大匠になりますように。
〇願うことをぜんぶいい形に実現しますように。
〇3年の約束。終始如一な人から、今から頑張るだけ。時間は俺自分の試験。

次は、机に並べられたたくさんの浴衣と帯の中から、自分が気に入ったものを選び、先生に着せてもらいます。「へえ、日本の女の人は、こんな苦しいの、着ているんですか」とため息をついている人、「帯の締め方を覚えたい」と友達が着せてもらっているのを食い入るように見ている人。初めての経験にみんな本当に楽しそうです。

学生達がみんな教室に戻り、しーんとなったロビーで教師たちはたくさんの短冊を一つ一つ読んでいきました。「そうか、〇〇さんは、そんなこと考えていたのか」「へえ、面白い。実感こもっている」と、学生の顔を想い出しながら、「短冊鑑賞タイム」は過ぎていきました。

  http://www.eastwest.ac.jp/eastwest/index.asp(EWホームページ「浴衣着て、七夕祭り」)

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