スピコン午前部第1位「夢に向かって、はじめのステップ」

午前部 第1位 李美貞(韓国・女性)「夢に向かってはじめのステップ」

スピーチをするミジョンさん

スピーチをするミジョンさん

皆さん、こんにちは。私はM6のイミジョンと申します。

私はある日、道を歩いていた時に突然、おもしろくもあり、さびしくもある韓国語を耳にしました。それは韓国語で,”난 누구고、여긴 어디인가”,日本語では「私はだれ、ここはどこ。」という言葉でした。その人はたぶん、自分の周りに韓国人が一人もいないと思って、そんなことをつぶやいたのかもしれません。その時は少しおかしな人だなと思っただけでしたが、もう少し、深く考えてみると、それはその人だけの問題ではなく、私にも同じことが言えるのではないだろうかと思いました。

私は大学での専攻も、仕事の経歴もすべて捨てて、長年抱いてきたこと、「世界に認められるデザイナになりたい」という夢を実現するため、日本での留学を決心しました。「一度切りの人生、夢に向かうため新しい道だけどやってみよう」という大変大きな決断でした。

李さんの応援軍団

李さんの応援軍団

実際、直面した現実は今の生活を保つため、経済的なことや、いろいろな心配ことだらけで思ったよりつらい物がありました。友達も少ないし日本語もまだまだで、「いつまでこのなれないどころでこんなに頑張らなければならないだろうか」と思うだけで疲れはててしまいました。時間を節約するためにいらいらしている私に気がついたとき、「私はここで何のために、何をしているのか」という考えが頭に浮かんで迷子になったような気がしました。国の家族、特に母が作ってくれたご飯や、居心地のいいどころにいる私のことを思い浮かべるたびに、「確信のない将来への期待より、経験はここまでで十分、そろそろ帰ろうかな」と楽なほうに自分の考えを持っていくもう一人の私がいます。

そんな時、その私に負けないように私がいつもやることは自分が決心した初心を思い出すことです。今まで遠回りしながら迷ったり考えて決めたこと、「いつか自分の手で皆が着たいと思うかっこいい服をつくるぞ」という秘めた夢を繰り返して考えます。そうすると、夢に近づく力があふれてきます。私は絵を描くのもにがてです。どんな服にどんな素材が似合うかもしりません。デザインところか、ミシンを使ったこともないです。大きなジャンプの前はしゃがまなければならない。ただやりたいことをやって、後悔しない人生にするために頑張っています。

ここに集まっている皆さんも私と同じだと思います。将来、進学に目指している人、すばらしい建築家になるために、をれとも日本語教師になろうと思ってここにいる人、また今やりたいことがなくても、ゆめを探すために頑張っている人。目的や夢はひとりひとり違っても私たちはここではじめのステップを踏み出そうとしています。人生を変えられるのは自分受信だけです。自分の信念をくずそうとする弱い自分と戦えるのもあなただけです。

皆さん、これからです。

神様は乗り越えられる試練しか与えないと言います。それぞれの夢を持ち、次のステップに向かって一緒に頑張りませんか。ご静聴ありがとうございました。

午前部の入賞者達

午前部の入賞者達

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