留学生、地元の人に交じりワッショイ、ワッショイ!

 

見てください! 宮ニ町会自慢のお神輿です

見てください! 宮ニ町会自慢のお神輿です

今年も地元の氷川神社例大祭のお神輿にイーストウエスト日本語学校で学ぶ留学生が大勢参加しました。早速報告に来てくれたのはロシアから来たミラさんです。ミラさんは、「せっかく日本に来たんですから、いろんな人と話をして、知り合いになりたいと思っています。お年寄りと話す機会なんて、ぜんぜんないですから、お祭りはほんとにいい機会でした」と話しながら、たくさんの写真をUSBから私のパソコンに移してくれました。

実は、お神輿を担いで町を練り歩くのも、本当に楽しい体験ですが、4箇所に設置された休憩所で、みんなでワイワイ言いながらお茶を飲み、おしゃべりをすることが何よりの楽しみなのです。ミラさんは「とても楽しい時間でした」と、次のようなことを語ってくれました。

「先生、日本のおじいさん、おばあさんは、本当にやさしいですね。そして、何でも新しいことを知りたがっているのがすごいと思いました。ロシアのおじいさん、おばあさんのほうが、もっとおとなしい生活をしている感じです。日本のお年寄りは元気で、明るいですね」

お祭りに積極的に参加するお年寄りだからかもしれませんが、全体として日本のお年寄りは元気はつらつという感じを受けたそうです。そして、念願の「一度会っておしゃべりをしておしまいではなく、ずっと関係が続く友達・知り合い」ができたことも、ミラさんにとって今回のお祭り参加の大きな収穫でした。

まずはみんなで記念撮影

まずはみんなで記念撮影

「あるお年寄りが、私たちのたくさん写真を撮ってくれて、それを送ってくれることになっています。その人は、昔、NHKの番組で少しロシア語を習っていたんだそうです。だから、私の町のこともいろいろ興味を持ってくれて・・・・・・。何かこんなところからいろいろなつながりが生まれたら嬉しいですね」

お祭りの話が終わると、ミラさんは、ロシアのニジニ・ノヴゴロドについて話してくれました。モスクワから400キロ離れた所にあるニジニ・ノヴゴロドは、モスクワ、サントペテルブルグ、ノヴォシビルスクにつぐ、ロシア第4の都市。自動車産業がさかんで、マクシム・ゴーリキーが生まれた町として有名だそうです。まだ行ったことがない私は興味津々、聞きたいことが山ほどあります。本を読んだり、テレビを見たりするのではなく、「その国の人」から直接話を聞けるのは、とてもラッキーなことだと思います。こんな「お互いの出身地を語り合う場」が日本社会の中にもどんどん広がっていくことを願っています。モスクワやサントペテルブルグを訪れ、その魅力を実感していた私は、ミラさんの話を聞きながら、「ああ、今度はニジニ・ノヴゴロドに行ってみたい!」と強く思いました。

さあ、出発です!

さあ、出発です!

参考①:氷川神社例大祭でお神輿をかつぐ留学生たち(2009.10)

     http://nihongohiroba.com/?p=503

  参考②ミラさんのホームページです。

みんなでワッショイ!ワッショイ!

みんなでワッショイ!ワッショイ!

休憩所では「お茶」と「お菓子」が待っています

休憩所では「お茶」と「お菓子」が待っています

町内会の方と一緒に記念撮影

町内会の方と一緒に記念撮影

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