今年もまたイーストウエスト日本語学校スピーチコンテストが開かれました。これまで午前部、午後部と分けて実施してきましたが、今年は全員参加の午前一斉コンテストです。ということは、7月に来たばかりの初級クラスから、上級クラスまで一緒になって行うコンテストとなります。それぞれの学生さんが、自分が学んだ日本語を駆使して、メッセージを込めて、熱く語ってくれました。何よりも良かったことは、自分自身が体験し、そこで感じたこと、考えたことに基づいて話してくれたことでした。
審査の結果は以下のとおりです。なお、1位、2位、3位、特別賞のスピーチコンテストは、それぞれ「留学生の声」に載せてありますので、ご覧ください。
1位 「損することは幸せ!」 金月(中国:女性)http://nihongohiroba.com/?p=2714
2位 「夢に向かって、成長しよう!」 李衍姃(韓国:女性)http://nihongohiroba.com/?p=2723
3位 「望み」 ツルファノワ・ダリヤ(ロシア:女性)http://nihongohiroba.com/?p=2732
特別賞「ニックネーム」 金周賢(韓国:女性)http://nihongohiroba.com/?p=2737
また、審査員の先生方が審査をしている時間をショータイムとして設定、4つの発表がありました。
1.M8クラス「お勧めの観光地」
2.日本語で表現しよう「写真で一言・三行ラブレター」
3.キラキラ・星たち「キラキラ星・四カ国語バージョン」
4.EWM720「ガブリエルのショータイム」
最初は、パワーポイントを使って自分の国の魅力を紹介した「お勧めの観光地」、見ていて「ああ、行ってみたい!」と思うような組み立て方、伝え方でした。『できる日本語』で友達に対して、周りの人に対してプレゼンをする機会の多い学生達は、実に見事に発表してくれました。2番目の「写真で一言・三行ラブレター」は、そ
れぞれ日本語での短い表現に自分の思いを伝える、とても面白いものでした。留学生達のアイディアには、本当に感心させられました。次の出し物は、4カ国語での「キラキラ星」の合唱です。時間があれば、もっともっと学生さんの数だけ歌を歌えたのですが~~~。そして最後は、「ガブリエルのショータイム」、見事なダンスを踊ってくれました。
この留学生スピーチコンテストは、ポスター作成も、ご近所へのチラシ配りも、そして当日の司会もすべて留学生が分担して行います。もちろんクラスの先生方のきめ細かな気配りや温かいサポートが大きな力になって、クラスみんなで、学校全体で作り上げていくコンテストなのです。
実は、今年は、これまでにない新しい賞が一つ生まれました。それは「応援賞」です。スピーチをする人を支えてくれたクラスの友だち、当日もさまざまなアイディアで応援していました。その中で、元気いっぱい、そしてクラスの団結力も強かったということで、M5クラスが「応援賞」をもらうことになりました。
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イーストウエスト日本語学校の皆さん、夏の良い思い出ができましたね。私も久しぶりに留学生の皆さんの声を聞くことができ、本当に楽しいひと時でした。ありがとうございました!! 私は、こうして退職した後も、在校生の皆さんと「つながり」を持って、楽しい時間を過ごせることを、本当に幸せだと思っています。