台湾人学生が納豆に挑戦

投稿者 鄭宇翔(台湾)イーストウエスト日本語学校
2007年1月11日投稿

 昨年10月、台湾から日本に来ました。最初は少し不安でしたが、なんでも知りたい気持ちが強くて何にでも興味を持って見たり聞いたりしました。

 例えば「日本料理」。寿司とかどんぶり料理とか、おいしい食べ物がいっばいあります。芸術みたいな料理は、とても美しいです。

 でも、ある日、日本の代表的な伝統食品の一つに出会いました。それは「納豆」です。

 においは臭いし、味も変。これ、本当に食べられますか?最初の一口は一生忘れられません。信じられない味!これが本当に「芸術的な日本食品」ですか?昔から私が日本料理に対して持っていたイメージはずっと優美で貴く、貴族みたいな料理です。この納豆も日本料理ですか?信じられません!

 そして、何か月間か、ずっと納豆を食べませんでした。ある日、日本の友達に話しました。その時、日本の友達は「納豆も日本の文化ですよ」と言いました。そこで、考えました。「日本人はどうして納豆を食べますか」「納豆はどんな物ですか」が理解できなかったら、「日本文化」も理解できないかもしれません。

 そこで、納豆に挑戦し始めました。最初は基本の知識を習いました。納豆は関東の食品で、昔農業社会の時、食物の保存は難しかったので、納豆は「豆」を発酵させて、保存の期間をもっと長くしました。特別なにおいの原因は発酵のにおいです。食べたら健康に良いそうです。食物を大切にする、倹約の気持ちは日本文化の心です。

 納豆の心がやっとわかりました。でも、やっぱり納豆の味には慣れません!料理の進歩と変化は同じぐらい大切で、必要です。いろいろなくふうをします。例えば、ねぎが好きな人は納豆にねぎを入れます。たまごが好きな人はたまごを入れて混ぜて食べます。私もたまごを入れて食べているうちに、段々納豆に慣れました。

 外見はあまり良くない納豆ですが、中身はとてもおいしいです。日本文化は奥深いです。これからも日本文化を体験していきたいと思います。

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