日本人との交流活動

これは、2009年3月にイーストウエスト日本語学校で実施された「なでしこ作文コンテスト」の入賞作品です。

投稿者 余思嘉(台湾)イーストウエスト日本語学校
2009年3月20日投稿

 日本人との交流活動は日本語の会話能力が早く上達して、日本人の考え方も理解できます。私はよく交流活動に参加します。大学の時、ボランティアガイドとして、台湾へ遊びに来た日本人が行きたいところを案内しました。それをきっかけに、大阪から来た橋本さんと出会って、日本語がまだ下手な私は橋本さんに台北101ビルと西門町を案内しました。

 別れの時、メールを交換して、その後もずっとメールでいろいろな話をしたり、ある事件についての意見を交換したり、新聞でわからないことも教えてくれます。一年後、また台北へ来た時も一緒に食事しました。

 4ヶ月前、私は自分の夢を実現するために、東京へ来て、日本語学校に入りました。ある機会で、谷戸多言語ひろばの活動に参加して、スタッフになって、谷戸小学校の学生と親と一緒にロールプレーを通して外国語を習いました。また、ゲームとクイズの方式で、台湾の101ビル、夜市、タピオカミルクティ、臭豆腐など自分の国のことをみんなに紹介しました。その活動は一週間に一回、最後も子どもたちの発表とクリスマスプレゼント交換パーティーがありました。簡単なゲームと歌で、何回か繰り返して、子供たちと一緒に勉強して、仲良くなって、すごく楽しくて意義あると思います。

 12月、日本人と一緒にお正月を過すホームステイがあって、私がメンバーに選ばれて、静岡の焼津へ行きました。ホームステイでは日本人との交流ができたし、日本の一般的な家庭生活も体験できて、特別な経験だと思うので、機会があれば、ぜひ参加したいです。

 私のホームステイホストはとても親切な池田さんです。池田さんの家は東京の高いビルと違って、日本的な建物で、静岡の空もすごくきれいで、いっぱいの星がキラキラと輝いています。毎晩、池田さんはたくさん美味しい料理を用意して、みんなで一緒に食べたり、お酒を飲んだり、日本、台湾、韓国のことを話しました。

 池田さんも私たちを静岡の観光地へ連れて行って、富士山の写真もいっぱい撮りました。大晦日の夜、年越しそばを食べて、お寺へ行って、お正月を迎えました。また、焼津の海辺でいっぱいの人が集まって、一緒に初日の出を見ました。赤い太陽が海岸線から昇って、すごくきれいで感動しました。

 当日も着物に着替えたり、神社へ行ったり、いろんなおせち料理の由来と食べる順番を教えてくれました。ホームステイは本当に楽しかったです。私の予想より多い収穫を得て、日本のファミリーとの交流もできて、教科書以外のこともたくさん学びました。ホームステイへ行って、良かったです。それは私にとって、とても大切で、忘れられない思い出です。

 日本でのアルバイトも交流の一つだと思います。日本人と一緒に働くと、日本人の考え方、やり方や態度などがわかりやすいと、私はそう思います。今、私はコーヒー店でアルバイトをしています。みんなは親切で、いろいろなことを教えてくれて、日本と台湾のことを話して、仲良くなってよかったです。

 日本語の勉強にとって、日本人との交流活動は本当に大切だと思います。学校の勉強だけではなく、バイトといろんな交流活動を通して、日本語の学習はもっと楽しくなって、会話能力も早く上達します。日本人の友達もできるし、教科書以外の日本ももっと理解できて、すごく良い勉強の方法だと思います。

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