OPI(会話試験)トクトク情報①

今回の「OPIトクトク情報」は、「日本語OPI研究会20周年記念論文集・報告書」発行のお知らせです。会員には昨年冊子が配布されましたが、一般の方々にも読んでいただけるようにと、以下のサイトにアップいたしました。http://www.opi.jp/shiryo/20th_anniv.html

OPIテスターの方は、ご自分のインタビュー技術の向上、判定力アップなどにお役立てください。「OPIとフィードバック」「上級レベルの発話抽出と判定における注意点」「インタビュー技術の向上をめざして」「超級レベルにおける意見叙述・仮説抽出法」といった論文が載っています。

また、「OPIには興味があるけど、まだよくわからない」という方は、「日本語OPI研究会」ホームページ(http://www.opi.jp)にある「OPI入門」をお読みいただけると、概要がつかめることと思います。

なお、OPI関連の研究会としては、国内には次の2つの研究会があります。

①    日本語プロフィシェンシー研究会(2010年4月より「関西OPI研究会」が名前を改めました)http://proficiency.jp/

②    九州OPI研究会http://www.kyushu-opi.com/frame/framepage.html

        ◇    ◇   ◇

【メモ】(OPIって何?という方のために)

OPI(Oral Proficiency Interview)は、アメリカで生まれた会話試験です。1対1のインタビュー試験で、最長30分と決められています。4つの主たる評価基準分野があり、それに基づいて10段階で評価します。

【4つの評価基準】 
総合的タスクと機能、場面/話題、正確さ、テキストの型
【10のレベル】
4つの主要レベル<初級、中級、上級、超級>、超級を除く3つの主要レベルは、さらに3つの下位レベルに分かれる)

この会話試験の魅力は、何と言っても「相互のやりとりのある、臨機応変で、学習者中心の評価」だということです。つまり、事前に聞くべき質問項目などは一切なく、受験者の発話から話を展開させながら、テスターと受験者との間で話をつむいでいくのです。

また、もう1つの魅力として、「明確な評価基準がある」ということがあげられます。その評価基準にそって、受験者の発話において「安定してできることは何か」「言語的挫折を起こすのはどこか」ということを見極めながら、判定をしていきます。

OPIの詳しい説明は、ここでは省略致します。もっと詳しく知りたい方は、「日本語OPI研究会」のホームページをご覧ください。

また、次の機会に他の研究会情報をお伝えしたいと思います。

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 OPI(会話試験)トクトク情報① への1件のフィードバック

  1. 長友恵美子 のコメント:

    現在 2/16 11:50pmですが、ご紹介の http://www.opi.jp が「表示できません」となり入れませんでした。OPI研究会がメインテナンスの時期なのでしょうか。実は ちょっとこの夏のOPIテスター用ワークショップの日程などについて知りたかったのですが。それで、このサイトの「お知らせ」コーナーで OPI研究会のイベントなどを定期的に掲載していただければありがたいと思ってメールをいたしました。
    よろしくお願い致します。

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