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シャベルニコワ マリナ(ロシア:女性)
私たちは東京にいて、被害を受けた場所から離れているので、震災のすべての苦しさや辛さ等を感じることは非常に難しいと思います。ニュースで見ることと自分の目で見ることは全然違っています。友達とボランティアとして行ったのは陸前高田市でした。ボランティアセンターに着いた時、皆は大きいショックを受けました。震災の後、町は瓦礫の山化した、何も残っていない状況を見て、泣きたいほど苦しい気持ちでした。命の息吹を全然感じないその場所にいることは非常に怖いです。
陸前高田には震災の前は2万人が暮らしていたが、地震と津波の影響で1400人以上の方が亡くなり、そして700人以上の方が行方不明で、8000戸あった家の内、3500戸が全壊し跡形も無く消えてしまいました。
作業を始まる前にボランティアセンターのスタッフは「現地の方に絶対“頑張って”をいわないで」と言いました。現地の人たち家族や友人が亡くなって、家も無くなって、仕事もなくなって、そして今から再建しなければならない、復旧しなければなりません。被災した現地の方は今はもうこれ以上頑張れないでしょう。
センターはボランティアを団体に組み分かれた後、瓦礫を取り除く作業を始めました。
ところが、震災地で皆すでに復興に向けて動きが活性化しつつあると思っている人が多いと思います。しかし、現実には陸前高田市の塞がった道路の瓦礫を非除しただけです。
ボランティアに行った先の家のおじちゃんを話したのですが、「今一番必要なものは何ですか?」と聞いたら、「若者が町に残される仕組みが必要です。家はなくなり、仕事がなくなってしまい、特に若い人の流出が激しいです。若い人材が地元に残れるために、仕組みがないと、このまま過疎化してしまう、それを一番危惧されています」。
私達は10人で海から5キロで離れてある一軒の家の周りある瓦礫を取り除く作業で二日間かかりました。一軒の家は二日間かかっていると、全ての市の瓦礫を撤去するのは何日がかかると思いますか。
「本当の復興には10年が必要で、人の流出も加味したら、以前のように戻るのは難しい」と現地の方に言われました。
しかし、ボランティアセンターに来た人は日本人だけではなく(沖縄から来た人もいました)、外国人の顔も何回見ました。皆は協力して、前向きで作業をしていました。日本は皆の力で震災地の復旧することができると思います。震災を受けた人に「あなたは一人ではないです」と忘れないでほしい。
震災と津波で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
皆の力になりたいというマリナさんの思いに感動しました。
同じく日本にいながら自分の安否しか考えなかった自分が恥ずかしいです。
心から込み上げるものがありました。
私も9月の3連休ボランティア申請します。
It is remarkable, this rather valuable opinion