『勇気を出して交流しよう!』(なでしこ作文コンテスト優秀賞)

2011年度「なでしこ作文コンテスト」優秀賞 「勇気を出して交流しよう!」(黄 熙成)

     「なでしこ作文」の説明は、こちらをご覧ください。
      「交流活動をテーマに、『なでしこ作文コンテスト』」http://nihongohiroba.com/?p=141

               勇気を出して交流しよう!

日本で留学している留学生たちが一番ほしがっているけど、なかなか出来ないことは何だろう。私は「日本人の友達作り」ではないかなと思います。簡単に「日本人の友達作り」だと書きましたが、あの言葉にはいろいろな意味があると思います。日本人とどこか遊びに行ったり、いろいろなことについて話したりしながら、日本の文化や考え方などをわかる、また、日本人との大切なつながりを作るという意味があると思います。つまり、日本人と交流することだと思います。私も日本人の友達を作るため、日本人と交流するためにいろいろな交流活動に参加しました。

早稲田大学の国際交流サークルで主催した交流活動に参加したことがあります。そのときには早稲田大学の学生と一緒に屋台をしました。最初、1人で行ったので知らない人ばかりで何か恥ずかしくて、いたずらに来たかなと思って、家に帰りたかったですが、ここまで来てそうしてはだめだと思って、勇気を出して、まず、話しかけてみました。それで、時間がたつにつれて、どんどん大学生たちと仲良くなりました。それで、屋台が終わってから飲み会とカラオケも一緒に行きました。そのときは、屋台という日本の文化と日本の大学の文化を経験することができたのみならず、日本人の友達もできて、よかったです。もし、恥ずかしいから、初めて会った人と話すのが苦手だから参加しなかったら、この大切な思い出はなかったと思います。また、日本の大学生とクリスマスパーティーをする交流会に参加したことがありますが、この交流会では不思議なこともありました。パーティーに参加した日本人の大学生でどこかで会ったことがある気がする人がいました。それで、その大学生といろいろな話をしてみましたが、その大学生は私がバイトをしている店によく来るお客さんだったです。それで、お互いにびっくりしたこともありました。交流会のおかげで、お客さんと友達になったこともありました。私はホームステイをしたこともあります。ホームステイには今まで大学生とやった交流活動とはまた違う経験をすることができました。特に、私はお正月にホームステイに行って、おせち料理も食べたし、ホストファミリーと一緒に日の出も見に行きました。今までもホームステイが終わって、別れのあいさつをするときにホストファミリーのおばさんが「これからあなたの家だと思って、いつでも遊びに来て、玄関で『ただいま』と言ってね」と言ってくださって、本当にうれしくて感動しました。

勇気を出して、積極的にいろいろな交流活動に参加しなかったら、こんな大切なつながりは作れなかったと思います。これからもこのつながりを大切にしながら、新しい縁を作って行きたいと思います。

 

 

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