イーストウエスト日本語学校の先生方による「壮行会」に胸いっぱい・・・・・・

先生方からのプレゼント「時計」

先生方からのプレゼント「時計」

3月29日に、新宿で壮行会がありました。私が、突然イーストウエスト日本語学校を去ることになったことに対する先生方の温かいお気持ちから生まれた「壮行会」でした。12月以降、「それまで考えてもみなかったこと」が浮かび上がり、みんなと一緒に考え、悩み、話し合って今日に至りました。「もしリストラが必要になった場合には、まずは自分が辞めよう」という思いで送った苦悩の日々でした。そして、実際に学校に幾つもの「大きな変化」が生じたのです。

「壮行会」で大勢の先生方にお会いして、「そうだ! 私には、こうした数多くの素晴らしい職場の仲間がいたからこそ、<悔しさ・無念さ>を、新たなことにチャレンジするエネルギーにかえられたのだ!」と改めて思いました。何よりも「送別会」ではなく、「壮行会」としてくださったお気持ちに感謝、感謝です。だからこそ私も前向きになれるのだと思います。

時計の横に刻まれた「2012」

時計の横に刻まれた「2012」

 

29日の壮行会には、1990年に私がイーストウエスト日本語学校で仕事をし始めた時の同期の方、1991年に教務主任になって何も分からない私を支えてくださった先生方も大勢参加してくださいました。そう言えば、みんなではじめから「年間計画」「カリキュラム」などを一つ一つ手探りで作り上げていったものです。そこから、私の「協働性」「同僚性」を大切にする姿勢が生まれました。スタート時からご一緒だった先生からは、こんな思い出話が飛び出しました。

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◎最初の頃、本当に苦しかったよね。大変だったよね。一緒にみんなでゼロから作り上げてきたんだよね。でも楽しかったなあ~~~。

◎初めて嶋田さんと一緒にこの学校に来た時、たくさん初級のクラスがあるのに、クラスごとにそれぞれ違う教科書を使っていたのにはびっくりしたよね(400人ほど学生がいました)。

◎本箱ってガラガラ。みんなで注文して、増やしていったよね。本だけじゃなくて、教育の中身も作って、入れこんでいったんだよね、みんなで。

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先生方からのプレゼント「ジュエリーケース」

先生方からのプレゼント「ジュエリーケース」

たくさんの先生方から頂いた「言葉のプレゼント」、とてもここには書ききれません。それぞれの先生方が、ご自分の言葉で、思い出や感謝の気持ちを語り、私を励ましてくださったのです。一つ一つの言葉に、涙が溢れてきました。「珠玉の言葉のプレゼント」は、私の胸にいつまでも大切にしまっておきたいと思います。22年もの間、それぞれの時期、さまざまな先生が真剣に関わってくださり、支えてくださっていたことを改めて痛感した「壮行会」でした。「私は本当に幸せ者だなあ」という思いで胸がいっぱいになりました。最後は、「残念な去り方」になりましたが、走り続けた22年は、充実した、ぎっしりと内容が詰まった日々の積み重ねです。私の人生において、とても大切な宝物となっています。

昨年「恩師である先生」とめでたくゴールインしたユンヒさんも一緒に参加し、素敵な「言葉のプレゼント」を贈ってくれました。そして別れ際、「先生、アクラスのお手伝い、何でもします。お茶入れでも、掃除でも何でも!」。その時私は思いました、「そうだ、アクラスは、日本人だけじゃなく、いろいろな人が集える<ヒューマン・ハーバー>にしよう!」と。ユンヒさんには、そのコアメンバーになってもらいましょう。彼女なら、人と人とを繋ぐ<すばらしいネットワーカー>になってくれることでしょう。

最後にプレゼントの贈呈式がありました。それは、とってもきれいなミキモトの「置き時計」と「携帯用ミニバック型ジュエリーケース」でした。時計は、大切な記念や思い出を印象付ける「Year’s Limited edition」で、「2012」という年号が記されています。本当に私にとって「2012」は大切な大切な「再出発」の年、特別な年となりました。それがしっかりと時計の脇に刻まれ、そして、私と一緒に新しいオフィスで、新たな時を刻み続けてくれる時計に、「これから、よろしくね」と語りかけました。この時計を見ていると、何だかイーストウエスト日本語学校の先生方とずっと一緒にいるような気持ちがしてきます。

皆さんからの温かいメッセージを胸に、私は元気にアクラスと一緒に船出することができそうです。皆さん、本当にこれまでお世話になりました! そして、これからも今まで以上に、よろしくお願いしま~~~す!!

追記:いただいた時計は、明日オフィスに引っ越します。イーストウエスト日本語学校の先生方、 是非「時計に会い」に、オフィスに来てくださいネ。

 

 

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