異業種交流勉強会の仲間による祝賀会

仲間と一緒に

仲間と一緒に

先日、水雲会の仲間が「一般社団法人アクラス日本語教育研究所」設立の祝賀会として、大勢集まってくださいました。3時間、ワイワイガヤガヤ、楽しいひと時を過ごしました。

水雲会とは、1979年に発足した異業種交流勉強会。http://suiunkai.blue.coocan.jp/index.html
世話人代表の大須賀さんは、33年間水雲会を大切に企画運営してきました。この会には、ジャーナリスト、銀行マン、会社経営者、弁護士、教師……いろいろな業種の方が集っています。例会としては、さまざまなテーマでの講演を聞き、終了後は講師を囲んで忌憚なく意見の交換を行います。また、時には「旅」に出かけたり、文化体験を愉しんだり……。

プレゼント

プレゼント

私は、17、8年前のある日「ヒューマン・メディエーター(人間接着剤)」である青木匡光先生から「日本語教育以外の人の輪をどんどん広げるといいですよ。そのためには、異業種交流勉強会に参加するのがいいですね」と、水雲会を紹介していただきました。それ以来会員として、世話人として、水雲会の仲間と活動をしてきました。仕事が忙しく、なかなか参加は思うに任せませんが、水雲会という存在はどれだけ私の日本語教師人生に大きな影響を与えてくれたかしれません。私が「<日本語教師村>に安住してはいけない。常に他分野・他領域の方々との出会い・対話に目を向けよう」と努力するきっかけを与えてくれました。

祝賀会では、「人生における次のステージのあり方」「アクラスでの活動の可能性」「サロン文化の重要性」など、話題は多岐にわたり、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

『学びと遊びは掛け算でいこう』

『学びと遊びは掛け算でいこう』

私を水雲会に引き入れてくださった青木先生が『学びと遊びは掛け算でいこう!』に寄稿された「サロン文化」を紹介したいと思います。(『学びと遊びは掛け算でいこう!』は、30周年を記念して、2009年に仲間とともに作り上げました)

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・・・(略)自分という人生会社(自分カンパニー)のオーナー経営者としての自覚をもつことが肝心だ。これからどう生きていきたいのか、自分カンパニーの戦略目標を立て、そこへ向けての戦術を展開する必要がある。
 その目標に向けてあなたらしい自己実現を図るには、人生舞台の主役を演じ主体性をもって生きることが大切ではあるが、いまは一人では生きていけない世の中である。共演する相手役が絶対に必要である。あなたと波長が合い、納得できる相手役を真剣に求めていくのだ。この相手役との出会いの場が「サロン」なのである。
 そこにはいつも、驚きと共感と感動がある。したがって、現代はサロン文化の時代という認識に立ってサロン文化を楽しむコツを身につけていけば、人間性をとり戻して充実した人生を送れるようになるだろう。
サロンというのは、元来情報交換と人間交流を軸にして知的な会話を楽しみながら知性と教養を身につけ、さらには生活感覚を磨いて人間性を豊かにしていくコミュニケーションの場である。

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「義侠」「東村山」「越後桜」など日本酒を楽しみました

「義侠」「東村山」「越後桜」など日本酒を楽しみました

 

アクラス日本語教育研究所では、「アクラス研修会」を実施していますが、一つには「対話」を大切にし、「サロン」としての役割も果たしていきたいと考えています。青木先生が1975年からやっていらっしゃる「ヒューマン・ハーバー」(人の港)をお手本に、「ちょっとアクラスに寄港して、また元気に船出していく」、そんな「場づくり」をしたいと思っています。

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