「安曇野の自然」に、これまでの「仕事人生」を振り返り……

わさび田大王農場

わさび田大王農場

ゴールデンウィークの1日、安曇野に出かけました。一つは、何十年もほったらかしにしていた土地を見るため、もう一つは「とにかく自然の中でのんびりしたい!」という思いで、日帰りの旅に出かけました。「仕事とアウトドア生活の両立を・・・・・・」と夢を描いたものの、結局は「蟻のごとき仕事人間」で今日まで来てしまいました。「できる日本語」シリーズも4月上旬に一段落、やっと一息つけるようになった今日この頃。これからは「教科書の第二ステージ」・・・というところで、安曇野に出かけ、自然の懐に抱かれたいと思いました。

「あずさ」で穂高に向かうこと3時間。やっと到着した地では、雄大な北アルプスの山々、のどかな田園風景が待っていました。有明山の向こうに見える白いとんがり帽子の常念岳、鹿島槍ヶ岳……何とも言えぬ美しさです。ちょっと「穂高学者村:鈴玲ケ丘」に足を伸ばし、土地を見に行ったのですが、周りはまだまだ雑木林ばかり、自然が十二分に残されていました。

管理事務所のスタッフのお話に、いかにコンクリートの無味乾燥な東京生活を送っているかを改めて痛感させられました。自分達の町を愛でながら、ゆったりと暮らす姿を目の前にして、我が「アクセク生活」を大いに反省しました。

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上から桜を見ると・・・

上から桜を見ると・・・

■いやあ、近くに熊がときどき出るんですよね。熊は甘いものが好きですからね、リンゴ畑の朽ちたリンゴなんて大好物。そうそう、それからミツバチの巣なんかも狙われますね。先日Aさんのお宅では、雨戸の戸袋に蜂の巣があったため、熊にメリメリと戸袋の板を剥がされ、大騒動でした。生ゴミ出す時も、甘~~~い物の食べカスを入れたりすると危ない、危ない。

■私は、見周りの時には、ほれ、こんな鈴をつけて回ってるんですよ。お客さんからスイスのベルを頂いたんですが、これより100円ショップの鈴のほうが、音が大きくて効果てきめん。あんまり上品な音じゃあ、熊には効き目ありませんよ。

■自然が素晴らしい所はいろいろあるでしょうが、ここは空気が美味しいんですよ!カラッと乾いていて、それに水がホントにきれい。私は、四賀村からお嫁に来たんですが、最初は「安曇野に……」って思ったけど、本当に良いとこなんですよ!ここに来て長く暮らせて、幸せですよ。

■北アルプスの雪どけ水が、扇状地の下をずっと通って、半年後に沸き出るんですよ。わさび田湧水群もすごいですよ。湧水だからほんとにきれいで、夏でも冷たい水で……。

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わさび田 に「ほのぼのとした注意書き」がありました

大王農場 に「ほのぼのとした注意書き」がありました

「ところで、安曇野市には、いったいどれぐらいの外国の方が暮らしているんだろう」と、帰京後さっそくインターネットで調べてみました。その結果、総人口は、99,232人。うち日本人は97,792人、外国人は1440人であり、外国人比率は、1.4%であることが分かりました。その方々がコミュニティとどう関わりながら、どのような生活を送っているのか、次に出かけて行った時には、是非そんなことも知ってみたいと思っています。

地方に出かけるたびに、「日本の良さ・魅力の大きな一つは地方の豊かな自然と文化だ」といつも思います。こうした自然が心ないビジネス活動で壊されることなく、また、外にどんどん発信していけるような仕組み作りが急がれます。

安曇野

安曇野

 

 

 

 

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